理想の家 ヒント編①
前回「理想の家」について想像してみて頂きたいとお伝えさせて頂きました。
かなり漠然とした説明になってしまっていた為、もう少し掘り下げていきたいと思います。
「理想の家」のかたちは様々で、複数の希望が絡まってできあがるものですが、少し大きなくくりで考えた時にはいくつかの方向性に分類できるので、それぞれの傾向に合わせ説明をしていきます。
1.「家族のために」
妻子ある男性の方としては最も多数派のお気持ちではないかと思います。
奥様のためということであれば、予算との兼ね合いなど難しいところも多々ございますが、任せきりにしてしまいますと機嫌を損ねられる奥様もいらっしゃるので対話が肝要なようです。
この辺りはあまりにケースバイケース過ぎますので、今回は「お子様のため」というところにフォーカスしていきます。
まず大切なのは「どのような環境を求めるか」を考えることです。
「自然に囲まれた環境」や「進学対策を重視」などいろいろなパターンがあると思いますが、今はインターネット上で様々な情報を得られます。
治安については、警察のホームページなどで公開されている犯罪率等の指標が参考になります。
エリアによって行政の育児支援制度にも差がありますので、補助金についてや、保育園の数、待機児童の状況なども調べておきたいところです。
中には「○才まで医療費無料」といった手厚い補助をしている行政区も存在しますが、これは中心部の財源豊かな行政区に多い傾向があるようです。
また、求めるライフスタイルから住居形態も検討しておけると良いと思います。
子供部屋を増やしたり、独立後には夫婦2人暮らし仕様に変更したりといったフレキシビリティを重視されるようであれば一戸建ての方が向いているでしょうし、通勤・通学の利便性やセキュリティを重視されるようであればマンションの方が適していると思います。
2.「仕事を頑張りたい」
「バリバリ仕事も頑張る為に家を買う」という方もいらっしゃると思います。
そういった方は基本的には「職住近接」を目指し、会社への導線確保が重要ではないでしょうか。
通勤利便性を優先すれば戸建よりも駅近くの立地が得やすいマンションの方が向いているかもしれません。
ラッシュを思えば、なるべく近い方がいいかと思いますが、あまりに近すぎると「呼び出されやすくなる」「気持ちの切り替えがうまくいかない」という意見も良く聞きますので、付かず離れずという選択肢もあります。
個人的にはある程度遠ざかってしまっても始発駅であれば座って通勤可能になりますので、読書や勉強に励むことができ、「サードプレイス」的な側面を持たせることができる点は魅力だと思っています。
次回ももう少しいくつかのパターンについてお話をしたいと思います。