ローン審査の準備は、物件を気に入る前に
今回はまだ探し始めの方、気に入る物件が見つかっていない方に向けて、少しお願いも込めた内容になっています。
具体的には「ローンの仮審査」についてお話させて頂きます。
ローンの仮審査が既にお済みの方は申し訳ございません。
まだの方はぜひご一読頂けますと幸いです。
さて、ローンの仮審査ですが実際にはいつ実施するものかご存知でしょうか?
審査を受けるには、対象となる物件が必要になりますので「候補となる物件が見つかったら」が最も一般的なタイミングになります。
よくある流れといたしましては、内見をした物件を気に入り「申込みをする」または「前向きに検討する」というタイミングに実施することが多いです。
タイミング自体は全く問題ありません。
ただ、注意すべきなのは気に入って申込書を書いたとしても仮審査を通過するまでは物件を押さえられない可能性が高いということです。
条件の良い物件ほど競争率は高いものになります。
同じ週末に複数のお客様がご覧になることも多いです。
そうしたとき、もし気に入って申込みをしても、別の方と申込みが被ってしまうかもしれません。
申込書の提出順も重要なのですが、それと同じくらいに仮審査を早く通過できるかということも非常に大切になって参ります。
申込みが重なった場合、どのお申し込みをお受けするかの最終判断は売主様が行われます。
売主様によって判断基準は異なりますので一概には言えませんが、「Aさんは3日後に仮審査を通過し次の週末に契約が可能」「Bさんは仮審査に必要な書類が揃っておらず翌週以降にならないと購入可否がわからない」となった場合、いかがでしょうか?
Bさんの結果を待たずともAさんとの契約は可能ですし、Bさんを待っている間にAさんの気が変わってしまいキャンセルされてしまうかもしれない。
万が一、Aさんのキャンセル後にBさんが仮審査否決になってしまったら振り出しに戻ってしまう…。
多くの売主様はなるべく早く契約を済ませてしまいたいとお考えになりますので、Aさんの方が圧倒的に有利な状況と言えます。
本当に気に入った物件があったときにこうしたことが理由で「買い逃した!」ということは避けたい事態ではないでしょうか。
ですので、こういったことにならないように事前に仮審査に必要な書類を準備しておくことを推奨させて頂いております。
下記に仮審査に必要になる一般的な書類を列挙致しますので、可能であればお手元にご用意頂けますと幸いです。
・写真付き本人確認書類(免許証・パスポート・マイナンバーカード等)
・保険証(お勤め先の記載があるものがベスト)
・収入証明書(会社員の方は直近の源泉徴収票できれば2期分 / 個人事業主や会社役員の方は直近の確定申告書3期分)
※カードタイプの証明書類は表裏両面のコピーが必要になります。
※保険証にお勤め先の記載がない場合、別途「社員証」等の在籍証明が必要になる場合があります。
※収入証明は、状況に応じて上記の他にも証明書を求められるケースがあります。できれば事前にご相談頂けますと幸いです。